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ポンポン
｢ひゃっ？！｣
私は急に頭を叩かれた。こんなことをするのは絶対…

「お～また何かやってんの」
「あ、大地くん！おっはよー」
「っ…」

幼なじみの大地。
お察しの通り、私は幼なじみという立場でありながら、密かに大地に恋をしている。

転校続きの私だけど、お互いの父の仕事が同じで転勤・引越しのペースもほぼ同じだった。だからずっと幼なじみでいられたの。

幼なじみから恋愛へ…ベタだと思われるかもしれないけど、実はそんなに単純なことじゃない。

中学のとき、私は大地に命を助けられた。
”夢”のせいで殺されそうになっていた私を…

｢私ちょっとトイレ行ってくる、大地くんと仲良くねっ｣
美鈴は私が返事する間もなく、そうつぶやいて走って行った。
そして、早速廊下で先生に怒られてたｗ

｢お前大丈夫か？今日ぼーっとしてね？｣
｢う、う～ん…｣

そのとき大地には”夢”のことがバレた。
だから今回のことも相談するか、心配をかけさせないように黙っておくかかなり悩んだ。