テキストサイズ

体の相性

第5章 鉢合わせ


2人が去った後和輝は私に振り返って
頭を撫でてくれた

「大丈夫か?さっきの人がおりて来たのにお前は降りてこないから心配してきてみれば…」

「だ、だいじょう……」

あれ?
何だろう涙が止まらない

「さ、早希!?もう大丈夫だから」

その言葉にさらに涙が出る

怖かったから?

それもある…

でもどんな時でも守ってくれる和輝

私酔ってたとはいえ
最低な事したのに…

そんな自分が嫌で

そんな自分に優しくしてくれる
和輝に本当に申し訳なくて
情けなくて

もう頭がごちゃごちゃしてきた

周りに人がいる気がする

それでも涙はとまらない

「と、とりあえずもうでよ!」

私の手を取り店を出た

ストーリーメニュー

TOPTOPへ