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一途な恋

第1章 高校入学

「話盛り上がってるぅー」

「奈々!もうこの人やだー。
奈々席どこー?泣」

「うちは窓側♫
斜め前はまこと。
あんたたち一番前とかどんまい笑」

「うう…。」

「ひかー。あ、わり。話し中?」

「いえいえどうぞどうぞー♥︎
ボソ/ 頑張れ♥︎ふふふ」

「えっ、奈々!?」

そう言って
奈々は教室を出て行った。





「…なに?」

「え、あ!そうだった。
実はさ、今日姉貴の誕生日なわけ。」

「今日?おめでとう!」

「ありがと。って俺じゃねーけど笑
でさ、女のほしーもん知らねーからさ
帰り付き合ってくんね?」

「えっ。いいの?///」

「お前しか頼れねーだよ!頼む〜!」

うちしか頼めないって。
すごく嬉しい。
こんなの断るわけないじゃん///

「うん!いいよ!」

「まじか!さんきゅー!!」

ああ、またこの笑顔。
どうしよう。今日の放課後
楽しみすぎて授業どころじゃない///笑



そんなふたりを
ひかるはじっと、影で見つめていた。

「…ひかり。そういうことか…。」




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