なんだかんだ
第1章 やけ酒
「そんなに好きだったのか?ドライな付き合いに見えたけど」
「ドライでしたよ~」
「じゃあ…」
「最近じゃあ、仕事でデートが潰れるたびに不機嫌になってたけど、向こうもドライでしたよ。本当に仕事かって疑われて、ケータイの電源切ってたら怒られてたけどっ」
「そ、そうか」
「ミーティング中とか切りますけど?仕事ですけど?それが、何かっっ!?」
「とりあえず、落ち着け」
「鬱陶しいから別れようって思ってたのに、」
「んじゃ、丁度良かったじゃねーか」
「良くないよっ。なんで、あたしがフラれなきゃいけないのよ」
「手間省けて良かったじゃねーか」
「良くないってば。あ、おにーさん、生みっつ追加で」
「…ビール以外も注文しろよ」
「ドライでしたよ~」
「じゃあ…」
「最近じゃあ、仕事でデートが潰れるたびに不機嫌になってたけど、向こうもドライでしたよ。本当に仕事かって疑われて、ケータイの電源切ってたら怒られてたけどっ」
「そ、そうか」
「ミーティング中とか切りますけど?仕事ですけど?それが、何かっっ!?」
「とりあえず、落ち着け」
「鬱陶しいから別れようって思ってたのに、」
「んじゃ、丁度良かったじゃねーか」
「良くないよっ。なんで、あたしがフラれなきゃいけないのよ」
「手間省けて良かったじゃねーか」
「良くないってば。あ、おにーさん、生みっつ追加で」
「…ビール以外も注文しろよ」