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~∞人の始末屋~

第2章 マック、ジャッキーの辛い過去。

ジャッキーside











ジャ「……っ」



























マ「…え?
お、おい!ジャッキー!大丈夫か?!」








突然足に力が入らなくなって
目の前が歪んで真っ白になって
倒れそうになった所をマックが
支えてくれた







ジャ「…ごめん、大丈夫」








うちが始末屋になったきっかけの
出来事を思い出してもうた

人生で一番、一番
嫌やった辛かった苦しかった憎かった









マ「まさか、お前、またあの事」








ジャ「大丈夫やって!
…な?」








マックが言いたいことも
分かってる

心配してくれてんのも
分かってる








マ「1人で、歩けるか?」






ジャ「うん、いける。
…ありがとう」







まだ視界がグニャグニャと歪んで

頭と

心が痛い、






ガタッ!と少し音を立てて
またマックの方に倒れこむ







マ「ほら!危ないっ!
ジャッキー、いつもより酷いやんか!
無理すんなって!」







ジャ「…大丈夫、こんな所で
時間潰してたらあかん
この子連れてはよ行こ?
皆待ってるはずや」








そう言うて歩き出すも
いつもよりダメージが大きくて
敵がきても戦える感じではない

喋れてるんやけど
まともに歩けてもない









ジャ「…すまん、肩貸してくれるか」








マ「もちろん
っていうか当たり前や」







マックに肩を貸してもらって
女の子を連れてゆっくりと
目的地に歩き出した











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