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~∞人の始末屋~

第4章 アーセナル拉致。

ジョニーside






ジョ「なぁ、エースー」







エ「ん?」








先ほどグラス拭きを
終えたばかり
ちょっと手は荒れている








ジョ「しばらくこうしてていい?」






エ「…ええよ」







ジョ「ありがとう」








ずっとテレビを見てる
エースの肩に頭を乗っける
施設に居った時からずっとそう
なんかあったらこうやって
エースに引っ付く

昔は、なんやねん。
って言うてたけど
今はいいよって
言うてくれるようになった
パッとエースの顔を見上げる







ジョ「…何ニヤニヤしてんの」






エ「ん?!別に~」






ジョ「別にとちゃう
何もなかったらそんな
ニヤニヤしやんって。
もしかして……変態?」







エ「否定はしやん」








ジョ「え、まさかやん」







エ「3、40%ぐらい変態かも」






ジョ「え、初耳」







エ「言うてへんし」








ジョ「言う必要ないし?」








エ「おん。そんなんちょっとだけやし
わざわざ俺ちょっと変態やねーんとか
言わんやろ」







ジョ「言わん言わん」









エ「やろ?
人間は大体変態要素はある」







ジョ「確かにね~」










エースと話した事で
さっきまで沈んでた心が
元気になったような気がして
自然に笑えるようになる

どんだけエースに惚れてんねんな
って話やわ



初めて会ったときは
あんなにもエースの事が
苦手やったのに笑

やんちゃですぐ喧嘩するし毒舌
ちょっとした施設内の問題児。

やけどたまに見せる
いたずらっ子っぽい笑顔とか
ボクシングとかをしてる姿が
めっちゃカッコよくて
いつの間にか目で追うように
なってて好きになってた

人の感情って不思議やね






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