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~∞人の始末屋~

第1章 ∞人の始末屋。

ジョニーside






仕事中は全部演技


ターゲットの奴に少したりとも
感情なんかないし心をゆるすこともない


実を言うとこの仕事、辛くはない。
ただ、きしょこ悪いだけ




ずーっと興味のあるふり
ずーっと感じたふり





売春では無いんやけど、
それに似たようなもの。
ただお金が貰われへんだけや



そのかわり相手が怪しまん程度に
情報を上手いこと聞き出して
タダで貰って帰ってくる
これでチャラ。





行為が終わって相手が
寝てる間にそそくさと帰る







ジョ「あの男下手くそや…
めっちゃ痛いし」






今、午前3時。
帰ってもたった
4時間前後しか寝られへん

でも収穫が想像してたよりもあった

多分、口がある程度軽いんやろうな
気を許すとペラペラ喋ってたし




ホールに入るとマックが
ソファーで寝ていた
起こしたら悪いし
風邪引いたらあかんと思って
毛布をかけてから
自分の部屋に戻った







ジョ「はぁ…、いたたたっ」






歩くたびに腰と下半身に激痛
取り合えず腰に湿布をはる






ジョ「とんだ災難…」






あんな下手くそ久々やったから
ここまでの腰の痛みも
下の痛みも久々やわ







ジョ「取り合えずまとめやんと」







出来るだけ資料をまとめて
ジャッキーの部屋の前に置く






ジョ「うわっ…!
いつ付けられてんやろ」





着替えるときにパッと見ると
胸の少し上に紅い紅い花が
汚ならしく咲いてある

こんなん見ただけで寒気するわ。







ジョ「まったく…
こんな所に付けやんといてほしいわ
つける場所の趣味やろ」





色んなことをグチグチ言いながら
一様、念のために見えへん所やけど
大きいめの絆創膏をはった
それからうちは疲れ果ててすぐに寝た。






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