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~∞人の始末屋~

第4章 アーセナル拉致。

アーセナルside





もう外は暗い
やけど今、何時なんか
ここに来て何日たってるんか
分からへん。

レイはとっくに寝てる
眠たくないなと思って
たった1つしかない窓を見つめる



その時、ガシャン!!と
めっちゃ大きな音がして
ドアが開いた
入って来たのはまたあの男






ア「なんやねん…」






「そろそろ
思い出したかなと思って」






そしてあの訳の分からへん
写真を見せられる






ア「やから知らんって
何回言うたら分かんねん!」






「知らないはずは無いんだけど?」






男はズカズカと近寄ってきた

反射的に少し後ろに
下がってしまう
その拍子に肌と鎖が擦れた







「答えてくれないと、こうするよ?」





男はうちの胸ぐらを
軽く掴む






ア「…なんや、殴るんか。」









「違う」







腹が立って
また男をきつく睨む


レイの部屋の方を一瞬見た


…レイは起きてた。
こっちを見てる


多分、ドアが乱暴に
開けられたときに起きたんやろう





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