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~∞人の始末屋~

第8章 信じる。

マックside









エ「もうさ
我慢しやんでも、ええのに」








エースは薄目で
チラリと俺の方を見てくる

やばいな。全て
見透かされた気がした







マ「我慢なんか
してへんって」






エ「してるやろ。
その嘘は俺に通用せえへんぞ」









グラスの中に入っている
大きな氷の塊を指で
くるくる回しながら

…今のマックほんま腹立つ。
年上やからって我慢しすぎやわ
もうちょっと俺らを頼ったり
信用してくれてもええやんか

なんてブツブツ怒ってる
優しいな、エースは










マ「ありがとう」






エ「はっ、?…もーどうしたん
今日のマックほんまおかしいって」







マ「そうか?」








エ「調子狂うわぁ
素直になれよ!」







マ「俺はいつだって素直。」







エ「嘘つけ
マックが素直になんのは
ジャッキーの前だけやろ?」








エースはしれっと
爆弾発言をする
どうやって答えたらええか
分からんくて言葉に詰まる

確かにその通り
ジャッキー以外には
素直になったことはないかも知れん







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