テキストサイズ

~∞人の始末屋~

第8章 信じる。

ジョニーside








午後11時を回る頃
男と待ち合わせした
場所についた

そこは薄暗~い路地裏
すでに男はそこに居った

うちには背を向けてて
気付いてない様子

気付かれないように
ジリジリと距離を縮めた
そして近づいてはじめて
男がウトウト眠たそうにしてて
酒臭い事に気づく

…これはチャンスや






さっきよりも早足で歩いて
距離は後、1メートルしか
離れてない

小さく深呼吸をしてから
狙いを定め
大きく足を引いて
男の後頭部に思いっきり
ガツンと蹴りを入れた

狙った所に
ピンポイントで当たって
結構凄い音がした
男は前にバタッと倒れ
気を失っている
しばらくは起きんやろ
こりゃ下手しら死ぬ技やな



合図をするとジャッキーが
すぐに出てきて手足を縛った
マックも来て男を担いで
どこかに行った






ジャ「急ぎ、
皆と合流するで」






ジョ「うん」









細い路地裏をすり抜けて
道に出ると皆が乗ってる
車が見えた。乗り込むと
マックも戻ってきて
そのまま運転席に乗り
車を発進させた







エ「めっちゃ早かったやんか
そんな弱かったん?」








ジョ「いや、戦ってはないねん。
いい具合に条件がよくてさ
後、頭部に蹴り入れたったわ」








エ「うわ、
頭部に蹴り?!最高やん」









ジョ「やろ?」









こんな恐ろしい会話してるけど
車内はいつもと変わらぬ雰囲気で
ほとんど他の車と
すれ違う事のない道を延々と走った








ストーリーメニュー

TOPTOPへ