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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第4章 ~クリスマス~



 誰だなど失礼なことを聞くわけにも行かない。というより、俺は女子に話しかけられるほど仲のいいやつもいない。

 つまり、やっぱり知らない奴だ。

「はは、もしかしてワタシの事わからない?」

 八割がたこの手の質問をするということは、俺が彼女を知ってないのは俺側の問題点があると予測できる。

 しかし……わからない。
 最近の女子はみんな同じように見える。

 見たことあるといえばそうなのだろうが、名前は知らない。

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