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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~



 凛音は、ふわっとしたミニスカートを履いていて、俺の脚を跨ぐから絶対領域と呼ばれる普段けして見ることのないモモのその奥が少しだけ見えている。

 加え、凛音は真冬だと言うのに胸元の開いたニットを着ていて、敢えて見ないように努めていた、女性の象徴と呼べるナニが俺の胸に間近に迫っていた。

「お兄ちゃんって、クールだよね。カッコイイな」

 頭の中は、いやらしさでいっぱいだがな。

 凛音は、俺のことを淡白なヤツだと思っているらしい。

 男の悲しい性というべきか、俺はそう言う凛音のイメージを壊したくなく、そう演じてしまう。

 これは、恐らく神が与えた試練なのかも知れない。

 ────堪えろ、俺…………



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