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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第4章 ~クリスマス~

「ほら、これでいいだろ」

「えー、まだベトベトする」

「もう、だいじょうぶだろ拭いてこいよ」

「舐めてお兄ちゃん」

「…………わざと落としたのか?」

「違うよ、ホント偶然だって!」

 凛音はわざとなら、へへっと笑うだろ。
 落としたのは本当に偶然らしい。


 どちらにしても凛音には、既に関係なく完全に目がトロリとしていて、その気になっていることは確かだ。

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