天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第7章 ~年越し、そして新年~
「お前が無茶するからだろう。俺が止めなかったらどうすんだ」
「年頃なんだから多少の無茶は許されると思うけどな」
「やだよ俺は……」
「ふふ、でもお兄ちゃん。エッチするときは意地悪になるよね?」
それを言われると何も返せなくなる。
そしてこの状況で訊かされるとかなり恥ずかしいぞ。
「照れてるの? お兄ちゃん赤くなった」
「違う……夕焼けのせいだ」
「はは、そういう事にしといてあげる」
凛音は小悪魔的笑みを向け、軽く触れるだけのキスをしてくる。
ハァ、良いようになじられてるな、俺。