天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第7章 ~年越し、そして新年~
年越しそばを食べ、ふたりで一緒に風呂に入り今年もあと数分となる。
「お兄ちゃんキスしよ。年越しをキスで越そうよ」
凛音は男の欲と言うものをまだ理解できてない。
風呂に入った時に耐えた欲情が、沸々と湧き上がる。
凛音の中は至高の幸せを与えてくれる。
その感覚を思い出すだけで腰が疼いてくる。
キスしたらそれだけじゃ済まなくなる。
それを耐えるのも男の役目なのかも知れない。
「キスしてたらカウントダウン出来ないぞ」
「お兄ちゃんを感じながら年越したいの、ダメ?」
こういう事を素直に言う凛音は結構可愛いと思う。困ってしまうのが難点だが。