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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第9章 ~両親の帰宅、そして日常へ~



 月明かりが照らす薄暗い部屋。
 風呂上がりの肌を冬の空気が冷やす。

 こんなにも殺風景な部屋だったのかと、不覚にも思ってしまう。

 たった二週間。
 凛音と一緒に過ごしてきた期間より遥かに短い。


 隣に凛音が居ることが俺の日常になっていたんだと改めて感じる。

 同じ屋根の下に凛音は居るのにな。

 その夜はいつもより寒さを感じた。

 

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