天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第9章 ~両親の帰宅、そして日常へ~
「んぅ……」
凛音はモソっと動き、よりカラダにしがみついてくる。
振り払えば動けなくもないが……どうしたものかと、俺は凛音の寝顔を見ていた。
「……もぅ、やっぱり何もしないんだね……」
凛音は少し寝ぼけた声で第一声をあげた。
「バカ……するかよ」
「でも、その気になってるよね?」
と、凛音は恥ずかしげもなく小悪魔的笑みを浮かべ俺の分身とも呼べるナニを掴んだ。
「それは生理現象だ、別に欲情してるわけじゃない」
「え、違うの? こんなに硬いのに?」