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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~


 身体中の血流が下腹部に集結する。
 おさまりかけていたモノが再び力を手に入れた。

 くっ、我慢だ……


「バカ……もうやらないって言っただろ」

「いいじゃん、キスぐらい」

「はぁ……あのな、ぐらいじゃない……あまり俺を挑発するな、襲うぞ?」


 警告と、男と言う本性を敢えて教えてやる。凛音は、その変がわかってないから無邪気に悦んでいるんだ。

 それに、コイツは無意識に男を誘うからな……他の男の前でそんな事を言われたらかなわない。

 もう、手遅れかもしれないが……

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