無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　目の前の他人の女性より、妹に反応したなんてバレたら……

「お兄ちゃん、これ返す」

　凛音は上着のジッパーをおろしその中から、艶かしい谷間を覗かせた。


「なんでだよ。いいから、お前が着てろ」

　凛音の後で、この状況を愉しんでるかのようにニマニマと笑うヒカル。

　御剣を呼んだのもコイツだろう。

　何が、兄妹でゆっくりだ……

「だって、御剣先輩がお兄ちゃんを厭らしい目で見るんだもん」

「厭らしいって……」


　それはお前の欲目だろ。
　それに厭らしい視線で見られるのはお前の方だ。