天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第13章 ~ヤキモチ~
「ふふ、凜音ちゃんのお悩み解決しちゃおうかな?」
「ふへぇ?」
「フム……大きさはソコソコってとこね。でもちょっと硬いかな……うーん、初々しいな」
「え、あ、あのっ、センパイっ!」
目を逸らしていた俺だが何事かと凛音の方を見ると、凛音の後で御剣がやけに密着していた。
真っ白な泡がその動作をおい隠し、水面下で何が行われているのかはわからないが……
「や……ふぅ……あ、くっ、くすぐったいです」
眉尻を下げ訴えかけるような凛音の瞳が俺とバッチリ合う。
────助けて欲しいのか……?