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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第14章 ~スイートな時間~


 高校生の身分で泊まる部屋ではない。

 見るからに豪華な家具、きらびやかなシャンデリア、よくわからない柄の絨毯。

 床は……おそらく大理石。


 俺は、フルーツの置かれたテーブルのソファに凛音を下ろす。

 冷蔵庫を見つけ中からミネラルウォーターを取りだす。

 ボトルのキャプを開け凛音に渡そうとすると。


「お兄ちゃん飲ませて?」


 おねだりするように甘えた声で言う。
 しょうがないな……ま、いつものことだし。


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