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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第15章 ~節分~



 俺は素直な方じゃないって言われることが多いが、十分なほど正直だよな。

 ん、待てよ。

 願い事をするんだよなこれ。
 このままじゃ俺の願い事が、淫らなものになってしまうんじゃ!?


 俺は一旦心を落ち着かせ、純粋な気持ちで栄光未来を願い、少し早めに咀嚼をした。



「ふぅ……」


 食べきり、テーブルの上にある梅こぶ茶で口腔を潤す。

 ズズッとすすりながら……隣にいる凛音をガン見した。



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