天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第15章 ~節分~
多分だが凛音とは違う意味でだけど。
んー、どうしたものか。
「凜音は鬼なわけなんだな」
「うん、そうだよ」
「つまりは俺が退治すればいい訳か」
「豆投げる気になった?」
「いや、豆は食べるものだ……ここの豆食べていい?」
ツンっと凛音の虎柄の下着を押す。
隠れてる豆の部分を。
「あれ? お兄ちゃん欲情してるの? そんなに効果的だった?」
「ああ……驚き過ぎて言葉を失っただけだ」
本当は違うけど……凛音が恵方巻きを食べてる時に下衆いな想像をしていたとは言えない。