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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第16章 ~義理じゃないよ~



「……もうしてるじゃん」

「眼覚めた?」

 無垢な微笑みをしながら、イタズラする手は慣れたものだ。

 布団に入り込み凜音は口づけをしてくる。ネチっと……柔らかな感触と甘い香り。


「ん? ……凜音、チョコ食った?」

「違うよ。チョコの香りがするリップなの。へへ、美味しい?」


 ま、確かに旨い……チョコの味はしないけど。


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