天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第16章 ~義理じゃないよ~
俺はまだ目が覚めず、頭がボーッとするなか密着してきた凛音の服の中に手を忍び込ませる。
「……っあ」
凛音はピクッとカラダを反応させた。
手の甲には肌触りの良いニットを感じながら、モチっとした肌を手のひらで滑らせ柔らかな膨らみに触れる。
寝惚けながら触る柔らかな感触は、マジで気持ちいい……
手のひらから指先まで、有り余るほど大きなマシュマロを浸すら堪能する。
むしろまた眠くなってくるから不思議だ。
いっそ、このマシュマロに埋もれて寝てしまいたい。俺のそんな願望が眠気を誘うのかも知れない。