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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第16章 ~義理じゃないよ~

 

 凛音の頭の下にある腕で肩を抱きカラダを引き寄せ、小さな唇を戯れるように摘む。


「今まで一番旨いチョコだ」

「義理じゃないからね……わたし」


 はじめ、その意味がわからなかった。
 寝惚けてたせいもあるが、本命って意味か?

 凜音はクスッと笑みをこぼし、ジッと見ていた俺に口づけを返す。


「お兄ちゃん……好き」

 

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