天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第2章 ~いけない関係~
凛音はキュッと唇を紡ぐ。
必死に声を我慢してるみたいだ……
ヤバイ……喰いたいぐらい可愛いぞ。
妄想と現実。
実際に凛音に触れ、目の前で俺が指を動かすたび、ピクっと反応する凛音。
一度、達しているおかげで性急さはないが欲はふくらむ。
心はやけに落ち着いているのに、もっと凛音を気持ちよくさせたい欲求が押寄せる。
「ハァ……んんっ」
凛音は力が抜けたように俺によりすがり息を乱す。感じてるのか……
「凛音……苦しいのか?」
なんだろ、わかっているのに……訊きたくなる。この気持ちは……なんだ?