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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第2章 ~いけない関係~


 首元で小さく首を振り、俺の肩口に顔を埋める。俺は、堪らず凛音の腰に回した手に力が入る。

 ……可愛い、抱きしめてやりたい。
 けど……やっぱり顔がみたい、甘い声も訊きたい……

 罪悪感が薄れる……俺の腕の中、妹が女に変わってゆく姿は俺をより興奮させる。

 この行為が、いけない事ではなく、愛を語らうような錯覚に落ちてゆく。

 俺は寄り添う凛音の身体をゆっくりとベッドに沈めた。

 目が合うと、凛音は恥ずかしいのか焦点が合わず、俯いてしまう。

 さっきまであんなに大胆だったくせに。
 ま、俺も人の事言えないか……

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