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陽が当たらない場所で

第3章 硝子の心

ガタガタガタッ!


俺は、

力強く机を揺らした。


その女子は体がビクッとした後、
顔を支えていた肘がずれ、

顎を机に思いっきりぶつけた。

「いッ!!!た!」


ふっ…。
顎ぶつけたぞこいつwww。

思わず心の中で笑ってしまった。


「なーに、寝てんだよ」


「え?なに…」


その女子はゆっくりと顔を上げ、

教室の明るさにまだ慣れていない目が

俺を見つめた。


「やっと話せた、久しぶり」

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