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陽が当たらない場所で

第6章 変わっていく

「へー、健太ってそんな事言うんだ!」

未穂は嬉しそうに笑いながら
言った。

「み、未穂ちゃん…声大きいよ…?

他の人に聞こえちゃうよ…」

知叶はオロオロと周りを見ながら
言った。


今は放課後。
教室を出る人、教室に残ってわいわい
はしゃぐ人、色んな事を皆していた。






「あれ?琴葉は?」


私、琴葉、未穂、知叶の四人がいるときは、いつも放課後話をして帰るけど、いつもいる琴葉
がいなかった。

「ん?加奈知らないの?」

「え、何が?」

未穂が目を丸くして私の方を見た。

「3年のテニスかな?

まぁ、テニス部に入ってる人に、

用があるって呼び出されたの」

「それって…もしかして告白?」

「たぶんねー。琴葉可愛いから」


3年のテニス部の人達は、
チャラい人で有名だ。


…琴葉、返事どうするんだろ。

常磐くんがいるから断るよね。

って、私が考えても意味ないっかw

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