テキストサイズ

“さくら”が散る前に…

第2章 彼女の瞳



俺は 沈黙に耐えかねて彼女にある疑問をぶつけてみた


「ねぇ 相沢さんこそ こんなとこで何やってたの?それに さっきの“生き物”…あれ……何だったの?」


さっき彼女がじゃれていた“何か”


あれは 猫でもなかったし…かといって犬でもなかった…



あれは一体 何だったのだろう?



俺が そう言って 彼女の後ろに視線を向けると 彼女は


「……今さっきの…見て……たの…?」


と 困惑したように言った


俺は正直にコクリと頷く




ストーリーメニュー

TOPTOPへ