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“さくら”が散る前に…

第5章 彼女と俺


コンコン


「どうぞ」


ガラッ


「調子はどう?相沢さん」

俺は弱った体の相沢を見るのが辛くて辛くて苦しくて 泣き出したい気持ちを抑えながら いつも作り笑いを浮かべながらこの扉を開く…


(…俺……相沢さんに会ってから…凄い泣き虫になっちゃったな……)


俺はそんなことを思いながら 自嘲した


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