テキストサイズ

フロント学園2

第3章 本間先生を追求だ!

本間先生は、優しく問いかけてきた。
「何かあったの?
あの物を見つけた超本人たちが来ているということは」
健太にとっては、本間先生が犯人だと思い込んでいるので、ずうずうしくも思えた。
だが、そんな時でも冷静さを失わない雄太は何を考えているのか。
と、雄太は口を開いた。
「本間先生、銃とナイフの所持者は貴方なんじゃないですか」
健太は、さすがに驚いた。
いくら何でも、唐突すぎる。
これじゃあ、事態が飲み込めないだろう。
健太が一人焦る中で、雄太はしまった!というような顔もせず、
当然のような顔をしていた。
健太は、何故か少し寂しく感じた。
今までは、事件を調査する仲間という関係とは別で、親友としても付き合っていた。
しかし、最近は事件を一緒に調査する仲というのが裏目にですぎてしまっている様な気がした。
そのため、意見のかみちがいや、雄太の頭や性格が固くなっている気がした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ