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少しの傷で済んだようだが、健太は雄太を保健室へと送り届けると、3-1の担任、本間先生の所へ聞きに行った。
一部始終を聞いた本間先生は、驚いた顔をして、
「ええっ、そんな物があったの…？
それなら、掃除の子たちがとっくに見つけているはずなんだけど…。
とりあえず、危険だから処理するわ。
一緒にいきましょう。」
「え、あ、はい…。」
内心、健太は本間先生の仕業なのではないかと思っていた。

とりあえず銃などは処理され、無事にお泊まり会を終えた火曜日の午後。
学園は、先生たちの用事で午前で終わっていた。
健太の家では、スイカを食べながらニュースを見ていた。
健太は、とっくにナイフや銃のことを忘れていたが…。
ニュースで
『昨夜の午後11時頃、M町の服屋前で女の人が銃とナイフで殺害されました』
と報道され、思い出してしまった。まさかとは思ったが…。