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フロント学園2

第2章 ナイフと銃の秘密

健太は、驚くしかない現実に、あっけにとられていた。
雄太に電話をかけると、
「ああ、俺もまさかとは思ったが…。
でも、偶然なんじゃないか?」
とのこと。確かに、健太だってそのことを考えた。
だが、健太には不思議と『これは確実に同一のことなんだ』と、言えた。

次の日の午後、学園が終わってから警察署へと行ってみた。
例の服屋前での事件を担当していた署だ。

「あの、その銃やナイフ、もしかしたら僕の知っている物かもしれないんです。」
「何だって!?」
ずいぶん若くて、お人好しなイメージがあり、どんなことでも聞いてくれそうな刑事だ。
「あの、だから見せてほしいんです。」
「……分かったよ。だが、傷をつけたり無駄な指紋をつけたりしないでくれよな。」

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