無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「これだよ」
そこには、ちょっと血が付いているが、3-1の教室で見た物と同じだった。
健太は、
「ありがとうございました。
同じ物みたいです。それと、この銃とナイフの指紋を調べてくれませんか？」
とだけ言うと、足早に警察署を出て、公衆電話ボックスまで行った。
一部始終を話すと、
「俺も、とんでもないことが分かったんだ…。」
とだけ言い、雄太は電話をきってしまった。

一週間後の午前中。体調が悪いと早退してきたが、勿論そんなことはないのだ。
例の事件を調べる為、意を決してついに家まで帰ってきてしまった。
健太は、両親が帰ってくる1時間前までには、ベットに入っていかにも具合悪そうな感じにするつもりだった。