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幼馴染

第2章 再会は突然に。

紫恩サイド


藍が選んだ服は俺好みの奴で

俺の趣味とかわかってくれてるのかなー?

とか考えて、嬉しくなった。

おまけに似合ってるなんて、めちゃくちゃ可愛い笑顔で言うもんだから、買う以外に選択肢はなかった。


お茶をして、上機嫌で駅のホームを藍と歩いていると、


ふと、見覚えのある姿を見つけた。




「…!!あいつ……!アメリカから帰ってきてたのか!」


藍に聞こえないよう、小さく呟く。


「どうしたの?そんな険しい顔して…」

小首をかしげる藍の腕を強引に掴んで、

あいつの視界に入らないよう歩き出した。


「ちょ…!紫恩!!」

驚いて思わず叫ぶ藍だったが、

俺はそんなのお構いなしに歩き続けた。




今、あいつに藍を見られるわけにはいかねぇー!!



そう心の中で叫びながら、きた電車に乗り、帰宅するのだった。

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