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幼馴染みの先輩は・・・

第2章 犯人

ー・・・ドクンッ


あれ、なんで俺の心臓
こんなうるさいんだ?


それより、政宗近づいてないか・・・?


俺は反射的に、
ベットの端へ逃げていた。


「・・・何、ヤなの?」


「・・・嫌じゃないけど・・・
てゆうか、近い。」


・・・平常心、平常心。


そうだ、平常心。


「ん・・・?そうかぁ?
・・・確かに、もっと近づけば、
キスできるな。」


少しニヤッと笑い、
距離をジリジリとつめてきて、
鼻が触れたところで止まった。


少し見つめあって、
蕩けるようなキスをされた。




「・・・最近、俺にキスし過ぎだよ。
政宗。」


「・・・しょうがねぇだろ
・・・・・・・・・なんだから。」


政宗のクセにモゴモゴ物を
いっていて、
少し言ったことは気になるけど
・・・まあ、いいや。


「ところで・・・政宗って、
いろいろヤバイ噂たってるけど、
ガセだよな?」


「噂って?」


今日、また透悟に言われいて
気になった。


・・・まあ、そんなわけねぇだろ。
俺といる時間結構長いし。


「十人くらいの不良に絡まれて、
一瞬で勝ったとか
・・・女ったらしとか。」


「あー・・・前者は本当だけど、
後者は嘘、告られるだけ。」


「ふーん・・・。」


何か・・・よかった気がする。
前者はまあ
・・・政宗ならやりかねない。


でも、後者は・・・小さい頃から
モテてたけど、彼女いたの
聞いたことなかったし、な。


「てゆうか・・・女ったらしだったら、
圭とこんなことしねぇよ、バカ。」


頭を撫でられ、
触れたところがジワジワと
熱が集中した。

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