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幼馴染みの先輩は・・・

第2章 犯人

ー※政宗side※ー


・・・忘れてた
・・・圭は、意外と病弱なこと。


でも、いつまでも保健室に居るのも
あれだしな・・・


俺は、圭をおぶり家に向かった。




・・・俺のせい
・・・なんだろうか。
俺が、半ば無理矢理セックス
強要したから・・・。


「・・・ごめんな・・・圭・・・。」


俺は、それしか言葉が出なかった。


好きなのに、
なんで大事にしてやれねぇんだろ。


好きだから
・・・取られない為に
俺も必死だったのかもしれない。


今日、圭が襲われかけて
・・・不安・・・だったのかもな。




圭の家に着くと、
おばさんは家には
居なくて代わりに・・・


「おい!お前、
俺の可愛い圭に何したんだ!!」


そう、コイツ。


圭の兄貴の淳サン。
俺は、コイツが嫌いだ。
何故なら、コイツは重度の圭好き。


それならまだいい・・・
さらにコイツは、
圭に近づく下心丸出しな
ハエは男でも女でも排除する
異常な兄貴だ。


「学校で熱がでたんスよ。」


・・・俺のせいで・・・ね。


「早く、圭のことおろせよ。
クソヤロー。」


「わかりましたよ。」


俺は渋々、圭を背中からおろして
淳サンに渡した。


淳サンは、案の定お姫様抱っこをして
二階へ上がった。


こんな淳サンに、
憧れてしまう俺が憎い・・・。

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