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幼馴染みの先輩は・・・

第2章 犯人

「・・・で、圭に何かあったのか?」


・・・相変わらず、
圭のことになると鋭いな。


ここで、言えないなんて言えば
殺されるな。確実に。


「・・・怒らないっスか?」


「話によるけどな。」


結局怒るんじゃねーか。


「け・・・弟さんが、
今日襲われかけました。」


「・・・は?!」


「で、圭も同意でヤりました。」


淳サンは、
完全に思考停止してるらしく、
しばらく止まってそのままだった。


「ちょっと待てよオイクソヤロー。
なんで襲われかけてヤるんだよ!」


「媚薬飲まされたらしくて、
抜く為に・・・」


ホントは、二回だけど
・・・それ言ったらさすがに
殺されるだろ(笑)


「お前・・・そこを動くなよ。
今、ナイフか鈍器持ってくるから。」


殺される・・・?(笑)


「怒らないって言ったくせに。」


「話によるとも言ったろーが!
なにテメェ俺の圭に
手ぇ出してやがんだ!」


はあ・・・相変わらず、
似てるよな。昔の圭に。


ギャーギャー言ってくる所とか
・・・二十歳の新成人のくせしてさ。


「いったでしょ?同意の上だって。」


「当たり前だ!無理矢理だったら
お前のこと本気で殺す。」


いや・・・そんなマジな顔で
言われても。


「・・・ん?あれ、兄貴・・・と、政宗?」


「おいっ!体、平気か?」


おいおいおい!!直球過ぎだろうよ。


寝起きなのに・・・
ほら、頭にはてなが。


「あ、政宗が運んでくれたのか。
・・・サンキュー。」

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