テキストサイズ

幼馴染みの先輩は・・・

第3章 真実

「う・・・ん。」


そう言って頷き、
体の力を抜いて、
俺に寄りかかった。


俺はその体を持ち上げて、
家路を急いだ。




「はあ・・・っ・・・」


息が荒い。


薬・・・かなり強いの飲まされたのか?


「ごめ・・・っん・・・また
・・・はっぁ・・・っ」


「全然平気だから、気にするな。
俺が好きでやってるんだからさ。」


まあ・・・実際に好きなわけだが・・・


理性がもう・・・いろいろとヤバイ。


だって、んな目で見上げられたら・・・


好きな奴なら尚更だ。


今すぐに抱きたい、キスしたい、
抱き締めたい。


触れれば触れるほど、
そんな欲張りになる。


いつか・・・圭のことを、
壊してしまいそうで怖い。




家に着き、直ぐに自室へ向かって、
ベッドに圭を寝かせた。


とりあえず・・・水要るよな。


「水・・・持ってくる。」


「あっ・・・ま・・・って
・・・・・・行・・・くな、政・・・宗ぇ」


部屋を出ていこうとした俺を、
シャツの裾を掴み、ひき止めた。


そんなことされたらダメだよ・・・


俺の脆い理性なんてすぐに爆発して、
ベッドに押し倒した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ