テキストサイズ

幼馴染みの先輩は・・・

第1章 先輩

政宗の野郎・・・
目が笑ってないし。


「・・・分かったって、
だから離れろよ。」


「よし、約束な。」


あ、いつもの政宗だ。


ホント・・・政宗は変だよな。


優しくなったり、怖くなったり・・・


よくわからない奴だな。
なんで、「センパイ」って
呼ばれるのが嫌なのだろうか。


俺には呼ばれたくないのは知ってるけどさ・・・俺にしてみれば、
「何で?」って感じだし。


「おーい、圭。いくぞ?」


「・・・政宗がつれてきたくせに。」


「うっせー、ちゅーするぞ。」


・・・こんの、クソ政宗野郎。


一回、ぶっ殺そうか。


いや・・・埋めようか。


いやいや・・・
エルボーかまして逃げるか。


そして俺は、
政宗の腹にエルボーをかまし、
教室へ逃げた。




「はー・・・。」


教室に入り、
一息つくと自分の席についた。


「おいおいっ・・・お前、
神田先輩と知り合いなのかよ!」


「あ?・・・あぁ。
そんなに驚くことか?」


・・・それもそうか。
一応先輩だしそれに政宗の奴、
学校での噂良くないしな。


ま、自業自得だから?俺とは、無関係だし。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ