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幼馴染みの先輩は・・・

第4章 文化祭

ー※圭side※ー


政宗に言われるがままについてきた。


政宗は俺の手を引いてくれてる。


「な、なぁ・・・すごい見られてる気がする。やっぱり俺男だって・・・」


「ちげーって。俺らお似合いだねっていってんだよ!多分。」


なんだそれ。


・・・ホントにお似合いかな?


「あー!あの子可愛い!」


他校の生徒が指差して言う。


えっ俺?!


「彼氏もカッコいいなー。」


彼氏・・・?


「どうした、顔紅いぞ?」


「いやっ大丈夫!」


俺・・・ばれてない?


「ちょっとあれ買ってくる。」


「うん、いってら。」


そう言って屋台へ消えた。


「ねぇ!君ここの生徒?可愛いねー。今からサボってお茶しない?」


ダメだ。声出したら男だってバレる・・・


「じゃーいこーよー。ね?」


自然にケツ触ってやがるこいつ!


「おい、俺の恋人になにしてんの?」


「あ・・・。」


よかった・・・政宗だ。


「ちぇ、なんだよ。彼氏持ちかよ。」


「さき言えよな。」


「ごめん。怖かった?さっきのとこ戻ろっか。」


え・・・やだ・・・もっと政宗と回りたいし・・・。


「だ、大丈夫。一緒に回ろ?」


「OK!じゃお化け屋敷行こっか!」


「嫌だ!!!」

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