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幼馴染みの先輩は・・・

第1章 先輩

「・・・い、圭ー!おーい。」


「ん・・・政宗?・・・あ、透悟。」


・・・なんで今、
あいつの名前が出てくんだよ。
病気か?


「一時間目終わったぞ。
圭ちゃんったら、
寝ぼけちゃってぇー。
かーわーいーいー(笑)」


・・・コイツ、ウザイ。
よし、無視しよう。


「・・・怒った?おーーい・・・
答えねぇと、襲うぞ?」


「ふざけんな。」


・・・襲うって、
ふざけたことぬかしやがって。


コイツも政宗と同じで
脳内エロエロなのかよ。


ブブブッ


急にケータイのバイブが鳴りだした。


誰からかと思い、
スマホの画面を見ると
[政宗]と表示されていた。


内容は、『昼、屋上来い。』
とだけ、書いてあった。


「・・・なに。また、神田先輩?」


「あぁ、昼屋上に来いってさ。
・・・果たし状かっ!」


思わずツッコミを入れてしまった。


隣では透悟が、
笑いをこらえ肩を揺らしていた。


「なに笑ってやがんだ。」
軽く透悟の頭を叩き、
次の授業の準備をした。


「次は、国語か。多分、寝てるな。」


「んじゃ、説教されてるかもな。
ダサ岡に(笑)」




透悟の予想は当たっていて、
グースカ寝ていたら担当のダサ岡に
こっぴどくしかられた。


「なんで寝ちゃ
いけねーんだよ・・・。」


眠気がピークに達した俺は、
屋上でサボることにした。

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