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幼馴染みの先輩は・・・

第5章 転校生

ー※政宗side※ー


なんであいつがここに帰ってきてんだよ。クソが。


やっとあいつがアメリカに行って2人きりになれたと思ってたのに。


あいつは圭のことが好きらしい。


でも・・・圭は俺のモンだし。


触れさせない。


奪わせない。


ちょっと待て・・・あいつと圭って同じクラス・・・


ってことは・・・ふれあう時間も長い。


なんてこったい!!


「おーい。政宗、チャイムなったぞ?」


「おー、ぼーっとしてたわ。」


ヤバい今回も俺、負けてらんない。


降矢だけには負けない。


負けたくない。


「あ、圭ごめん!先教室いってて。」


「うん。」


降矢が圭が階段を降りていったことを確認すると、口を開いた。


「アンタ・・・相変わらず圭が好きなんだね。」


「お前もな。アメリカいる間も圭が好きだったんだな。」


「悪いけど・・・今度こそ圭を俺のものにするから。小6の時とは違う。」


宣戦布告ってやつだな。


「上等だ。俺の恋人奪えるもんなら奪って見やがれ。」


「・・・恋人?」


「だから・・・圭は俺のモンなの。じゃあ。」


そう言い残して俺は屋上を出た。

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