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幼馴染みの先輩は・・・

第5章 転校生

家の中に入り、親が居ないことを確認して圭を俺の部屋に連れていった。


「んっ・・・」


「今日はなんだか素直じゃん。」


キスだけでこんな顔して。


「俺だって・・・屋上で2人で昼食べるの楽しみになってたのに。」


あ・・・圭も同じこと考えてたんだ。


「そう思うのに好きって言ってくれないんだ。」


俺がただちょっと不安なんだ。


降矢に取られるかもしれないと。


「・・・っだ、だって。」


「言ってくれないとさ・・・俺もちょっと不安になるんだよ?」


はあ・・・俺ってなんでこういう時にマイナス思考になんだよ。


不安とか怖いとか思ったら負けだよな。


「好き・・・です。」


「え・・・ごめん。もう一回。」


驚き過ぎてわからなかった。


「だ、だから・・・す、好きです。」


抱きつきながら言った。


「圭っ」


「うわっ!なに、いきな・・・ふンっ」


「嬉しい。すげー嬉しいよ。後でもっかい言ってよ、録音するから。」


「やだよっ!・・・あっぁ」


俺は圭の身体へキスを落としていった。

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