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年下なんて関係ないっ!

第6章 ただの後輩

『…じゃ、そろそろごはんに「あの人には、旦那には絶対に言わないで!」

突然、立ち上がって、爽子は叫んだ。

「天瀬くんとは今回が初めてで、セックスはおろかキスもしてないの!こんな、こんなことであの人と関係をこじらせたくないの!お願い…紗江、戸塚くん」

爽子は唇を噛み締め、拳も血管が浮き出るほど強く握り締めながらそう言った。

『爽子…』

心配しなくてもあたしは言わないよ、そう言おうと思ったときだった。

「……なんじゃないか」

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