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もっとして♡

第6章 マジメ姉ちゃん

彩「えっもう食べ終わったの!?」

キッチンへ食べ終わった皿を運んでいる途中に後ろからそんな声が聞こえてきたが無視した。

ジャ-

俺は自分の皿を洗う。

だってアイツが晩飯作ってくれた訳だからせめて洗い物くらいはという俺の気持ちだ。



…キュッ


数分で自分の使った皿を洗い終わった俺は水を止めた。

その時、

…カチャン

後ろから手が伸びてきて、流し台にその手で持っている皿を置いた。

彩「別に洗い物してくれなくて良かったのに!」

また女だ。

「別に」

ってか、ついさっきまで全然話しかけてこなかったのに…

ちょっと俺が話しかけたからって、絡んできすぎだろ。




ガチャ


俺は短く返事をして自分の部屋に向かった。






ガチャ


ーギシッ


俺はベッドに仰向けになりながら、横になった。

なんか、あの女に話しかけるんじゃ無かったな…。マジで失敗した。

マッつんはあんな奴のどこが好きなんだよ…。

俺にはやっぱり全く分かんねぇ。

「ふぁ〜」

あぁ、何か眠くなってきたな…

あの女と関わると無性に疲れる。

これからは出来るだけ近づかないでおこう。

そう決意して俺はいつの間にか眠っていた。








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