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もっとして♡

第6章 マジメ姉ちゃん

彩「っ…イ…ヤじゃない…もんっ…」

なのに彼女はまだ離れない。

これだけ、ビクビクしてるのに、強がっているだけなんて丸分かりだ。

「へぇ…。じゃあ、遠慮なく」

そう言って俺の手は腰から、お尻…そしてスカートの中の太ももに移動させた。

サワサワ…

少しずつ、内太ももに移動しながら触っていく。

彩「っ…はぁっ…ゃぁ…っ」

ヤベ。
俺マジ限界。

だってさ、好きな女の太もも触ってんだぞ?

ヤバくなるのも分かるだろ。

……でも、少しずつ手が上に…あそこに近づいていってる。

ここまで来たら、とことん触りたいと思う気持ちも俺の中にはあるみたいで…。

彩「っ…ゃっ…ッ…」

カタカタカタ…

あそこに届くまであと、少しの所でふと、気づいた。

さっきまでは、ビクビクしてただけだったが今はカタカタと震えている事に…。

俺はすぐさま手をどけた。

「すいません、意地悪が超えてましたよね…。」

彩「ッ……昨日も……」

俺が謝ったら、彩さんは俺に抱きつきながら何かを話し出した。

ただ、最後の方は声が小さくて聞こえなかった。

「えっと…聞こえなかったんでもう一回言ってもらえますか?」

彩「……襲われ…たの…。」

その言葉を聞いた瞬間、俺の中で何かが切れた気がした。

「…いつ?」

一段階低くなった俺の声に彩さんはビクリと体を強ばらせる。

彩「き、きのう…」

段々、頭の中のパズルのピースが埋まっていく。

もう誰が襲ったのか容易に想像できた。

「…卓ですか?襲ってきたのって」

そう言うと、ゆっくりコクリと頷いた。

「アイツ…何考えてやがる…」

彩「で、でもっ!最後までされた訳じゃなくて…向こうは遊び半分っぽかったし!ただ……」

「ただ?」

彩「……思い出しちゃっただけだから…」

そう言うと彩さんは俺の服にしがみついていた手をスルリと離して、俺から離れた。

彩「なーんか、ごめんね?困らしちゃって!さっ!学校行こっ?」

笑顔で俺に言った彩さんだけど、その笑顔が今にも泣きそうな笑顔。

そんな彩さんをほっていける訳が無い。

「思い出したって何をですか?」

思い切って聞いてみるが…

彩「なーんでもない!」

おちゃらけて隠す彩さん。


ギュッ


「……話してください」


今度は俺が彩さんを抱きしめた。

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