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もっとして♡

第6章 マジメ姉ちゃん

彩「ッ……」

戸惑っている様に感じた。

「…お願いです。絶対誰にも言いませんから…」

彩「ッ…………に、2年前…仲の良かった幼馴染みの家にいつもの様に遊びに行ったの。」

少しずつ、話し始めてくれた。

彩「…そしたら……コードで手首を、拘束されて………レイプされたの。しかも…初めてを。」

「……」

何も言えなかった。

彩「後から、あたしの事が好きで叶わないと思ったからレイプしたみたい。

……けどあたしは、その幼馴染みの身勝手な行動で男の人が無理になったし、

怖くて部屋から出れなかった。

必死に忘れようとしても忘れられなかった。

一時期はご飯も食べれなくなって入院したこともあったの。

毎日毎日、夢にも出てくるから寝られなかった。

1年前からやっと男の人と関われるようになっていって最近では普通に話せるくらい回復した。

でも、やっぱりまだチャラチャラした人とかは怖くて…苦手なの。

男の人と付き合うのもね。

最近は2年前の事もやっと薄れてきてたのに昨日、一気に思い出しちゃって…。」

時々、声を震わせながら話してくれた彩さん。

まさか、彩さんがそんな辛い経験してたなんて思いもしなかった。

彩「……松本くんと一緒にいると少し安心出来るんだよね。

だから、さっきはあんな事言っちゃって…

学校には男の人もいっぱいいるでしょ?

ちょっと不安になっちゃって…」

「ッ///」

んだよ、それ//

すっげぇ嬉しいんだけど。

けど、そんな事言ってる場合じゃない。

「アイツ…卓は彩さんが昔レイプされた事知ってるんっすか?」

「ッ……知らないと思う」

……まじでアイツ殺す。

ふざけんなよ、彩さんの事何も知らないで襲うとか…
ぜってぇその辺の女と一緒にしてやがる。

彩さんは抱いて喜ぶ女じゃない。

丁度、卓に対して猛烈な殺意を抱いた時彩さんが言ってきた。

彩「…あ、あんまり卓くんには怒らないであげて。

というか、何も聞いてないフリをしてもらえるとありがたいな。

多分、悪気があった訳じゃないと思うし…。」

いやいやいや、襲った奴が悪気が無い奴な訳がないじゃん。

でも、彩さんの頼み事…断ることなんて出来るハズもなく…。

「……わかりました」

渋々、了承した。

彩「ありがと。じゃあ、そろそろ学校向かおっか。」

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